●2×4住宅パネル製作について
【1】2×4工法ってなんですか?
2x4,6,8,10といった規格材を利用し、床・壁・天井(屋根)の6面体を組み立てることを基本とした工法です。そのうち2x4材が主な壁材として使用される事が多いため、日本では2x4工法(枠組壁工法)と呼ばれています。
詳細は2x4建築協会のページをご覧下さい。
【2】日本の気候に合うのですか?
2x4工法の特徴のひとつに、その気密性があげられます。現在の高気密・高断熱住宅が主流になることを考えれば、最も適した工法のひとつと思われます。また、多湿にどこまでSPF(2x4材に多く使用される材の名称)が耐久を持つかですが、二重三重の湿気対策を施すことで十分対応できるものです。
【3】地震が多い日本でも大丈夫ですか?
在来の軸組工法は、柱(線)で支える家ですが、2x4工法は、壁(面)で支えていますのでかなりの強度があります。実際、阪神大震災では2x4住宅は、1棟も全倒壊しませんでした。その上、多くの2x4住宅は補修しなくても居住可能だったのです。
【4】木造住宅は火災が心配…。
2x4住宅は、石膏ボードに覆われている壁、床壁に埋め込まれている断熱材、火の通り道を塞ぐファイヤーストップ構造など火災から守る様々な工夫が施されており、内部火災、隣家火災に対して優れた耐火性を発揮します。
●SPFとは?
比較的、若い木を伐採して(間伐含む)一気に同じ寸法に製材をし、乾燥・自動カンナで角に丸みをつけた規格材です。2x4(38ミリx89ミリ)をメインに2x6,8,10,12
などの規格サイズに加工され、2x4住宅の構造材として欠かす事のできない材料となります。材種としては、S(スプルース)・P(パイン)・F(ファー)等、「ツガ」や「マツ」の仲間が混在した物でそれぞれの頭文字を取ってSPFと呼ばれています。
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